カナーボンで釣りをせず何をする
カナーボンに来てから
暇さえあれば釣りに行っている。
私は元々釣りなんて全く興味がなかったが、
ボスの釣りに付いて行くようになり
釣りの楽しさを知った。
ツンツンと魚がエサをつついて
クッと竿を引き上げ
魚がかかった瞬間がたまらなく気持ちいい。
いつも私たちが釣りに行くのは
ワンマイルジェティ(One Mile Jetty)
前にもカナーボン
唯一の観光地として紹介した場所。
ワンマイルジェティで釣りをするにあたって、
少し面倒くさいのが
1マイル歩かなければならないと言うこと。
往復で2マイル=約3キロだ(-_-;)
ボスが釣り大好きと聞きながら
初めて釣りに行った時は驚いた。
なぜならボスが竿を持っていなかったからだ。
釣り道具がまさかのハンドリールだった。
ボスは2隻の船を持ち、
何十万円もしそうな竿も
大量に持っているにも関わらず…ハンドリール。
かなり使い込まれたハンドリール(笑)
若い頃から釣りをしすぎて
1周回って最終的にハンドリールに
落ち着いたのだろうか。
釣り方は簡単。
針にエビを付けて好きな穴を見つけて入れるだけ。
コレで釣れるんだ。ガバガバ釣れる。
ボスは私とは桁違いのスピードで釣りまくる。
そして釣る魚のサイズもデカイ。
いつもその日の1番の大物を釣るのもボスだ。
なんでそんなに釣れるのかと聞いたら
「俺は魚のこと好きやし、
魚も俺のこと好きやからや!」
って言っていた。
全くもって参考にならない。
釣りに適している時間帯は夕方〜夜だ。
昼間でも釣れるが、
日が暮れてからは魚の食い付きが全く違う。
入れ食い状態になる。
そして大きい魚が釣れる確率も格段に上がる。
私たちがいつも釣っているのは
イエローブリームと言われる魚だ。
日本で言うチヌの親戚らしい。
食べたらまるで鯛のようで
焼いても刺し身でも美味しく頂ける。
この魚はワンマイルジェティで
4月中旬〜8月中旬頃まで釣るとこができる。
持って帰れるサイズは30cm以上で
1人6匹までと決められている。
いつも私はボスとペニー夫妻と4人で行くので
みんなで合計で24匹釣り上げたら
その日の釣りが終わる。
いつも釣りが終わったら
ボスがその場で(尋常じゃない速さで)
内臓だけ処理して持ち帰る。
そしてうちに持ち帰ったら直ぐに
魚専用の大きな冷凍庫ににブチ込む。
見た目がまるで魚屋さん。
多いと3日に1回ペースで行くので
その度に24匹追加されるが
毎日食べても追いつかない。
すぐに冷凍保存しても
約2ヶ月くらいで味は落ちるらしい。
私が今までの中で釣った最長記録が42cm。
こいつを釣り上げる時はとても重くて
リールが巻けず手で引っ張り上げた。
しかしボスは40cm以上なんて何度も釣っていて、
先日は50cmの怪物を釣り上げていた。
他にもよく釣れるのが
シルバーブリームと言われる魚。
これまた食べると美味しい。
運が良ければ(←奇跡が起きれば)
鯛が釣れたりシマアジが釣れたりもする。
ヒマがあれば釣りに行って、
毎日のように魚を食べて、毎回2マイル歩いて、
とても健康的で経済的(・∀・)
ワンマイルジェティにはカナーボンの魅力が
詰まっていると言っても過言ではない。
カナーボンには何もないけど
釣りをするには本当に最高な場所だ。